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高校受験に挑む子どもを見守る母親の姿勢とは

子育てのこと

こんにちは、あずきです。

子どもの進路について考えるとき、母親としてどう向き合えばいいのか悩むことはありませんか?特に受験のこの時期は、受験・進路選択という現実が迫り、焦りや不安を感じることが増えてきます。

私の息子も高校受験の真っ只中でした。しかし、夢や目標はなく、勉強への意欲もそれほど高くありません。成績も決して良い方ではなく、「とりあえず高校には行くけど、どこでもいい」と言っている状態。親としてはもっと将来について考えてほしいけれど、無理に言っても本人の気持ちが動くわけではないということも分かっています。

そんな中、私たち親子は夏ごろから学校説明会やオープンキャンパスに参加し始めました。最初は息子もあまり乗り気ではありませんでしたが、その中で「ここなら通いたいかも」と思える学校が見つかったのです。

これは、ワーキングマザーの私が、仕事と家事に追われながらも息子と向き合い、気づいたことを綴るお話です。同じように子どもの将来に悩むお母さんにとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

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進路選びのため親子で学校説明会やオープンキャンパスへ

高校選びを始めた当初、息子は「どこでもいい」と言っていました。
ですが、せめて少しでも興味を持てる学校があればと思い、夏ごろから一緒に学校説明会やオープンキャンパスに参加するようになりました。中には、明らかに息子の学力レベルの合わない学校もありましたが、まずは制限をかけることなく、さまざまな学校を見ることにしました。

最初は親の方が積極的で、息子はただついてくるだけ。感想を聞いても「別に」「普通」しか返ってこない。この子は高校に行けるのか、本気でそう思いました。しかし、いくつかの学校を見た中で、息子が「良かった」と初めて興味を示した学校がありました。

「いじめや差別を許さない」学校方針への共感


息子が気に入った理由は、学校の雰囲気や制服でもなく、それは「いじめや差別を許さない」「一人ひとりを認め合う」という学校の方針。
普段はあまり多くを語らない息子ですが、その言葉には強く共感している様子でした。成績や校風よりも「人としての在り方」を大切にする考え方に共感したようで、そのとき初めて「ここなら通いたい」と自分から言ったのです。

「良い学校とは何か?」母としての気づき


その学校の説明会は親子別々で学校案内をしてくださったのですが、保護者を前に校長先生がこうおっしゃっていました。

「良い学校とは、親や世間にとって『良い学校』ではなく、子ども自身にとって『良い学校』であり、『3年間通える学校』であることが大切です。」

この言葉に、私はハッとさせられました。息子が希望する高校に通ってほしいと思う一方、どこかではまわりの評判を気にしていたり、子どもの将来を考えると良い学校に進学してほしいという気持ちがあったので、校長先生の言葉に納得。

「親が勧める学校より、自分で選んだ高校であれば3年間通うだろう」「息子にとっての『良い学校』を考えることが一番大事なことだ」と思うようになりました。

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初めての高校受験(面接)

息子は『超』がつくほど人見知りで、面接が大の苦手でした。できるなら人前で話したくない、そんな性格です。息子も私も、受験で一番不安だったのは面接でした。
しかし、第一志望に決めてからは、面接の練習を何度も繰り返しました。

家でも面接練習をしましたが、正直なところ、100点の受け答えではありませんでした。
それでも、息子なりに考え、自分の言葉で話せるよう努力しました。

結果は—✨見事合格✨

練習を見る限りでは完璧ではありませんでした。
本番も、本人は「こうやって言えばよかった」と振り返っていましたが、学校側は息子の努力や人柄を認めてくださったのだと思います。

息子が面接の練習を頑張れたのは、行きたい高校が決まったからだと思います。
受験直前になっても夢や目標はまだなく、面接の練習でも「高校で見つけたい」と正直に答えていました。今はそれでも良いと思います。

まずは、息子自身が「行きたい」と思えた高校に出会えたことが第一歩だと感じています。

受験生の母親として、今できること

仕事が忙しく、平日はなかなか息子の勉強を見る時間も取れず、塾の送迎くらいしかできていなかった私。
でも、だからこそ気づいたことがあります。

  • 子どもの気持ちを尊重する
    受験は子どもの人生の選択。親の理想を押しつけるのではなく、子ども自身が「ここなら頑張れる」と思える場所を選ばせることが大切だと感じました。とはいえ、私自身も仕事や家事に追われながら「本当にこれでいいのかな?」「進路についてもっと時間をとった方が良いんじゃないか」と悩む日もありました。でも、子ども自身が「ここで頑張りたい」と言えたことが、何よりの答えなのかもしれません。
  • 一緒に情報を集める
    学校説明会やオープンキャンパスに行くことで、子どもは少しずつ「自分の進路」について考え始めるようになります。決して無駄な時間ではありません。仕事で忙しくても、少しの時間を作って一緒に動くことで、「私もあなたの未来を一緒に考えているよ」という気持ちが伝わる気がしました。
  • 「応援しているよ」と伝える
    勉強を教えることはできなくても、子どもが悩んだときに「あなたの選んだ道を応援するよ」と伝えることはできます。その一言が、子どもにとっての支えになるかもしれません。思うように関われないことに罪悪感を抱くこともありましたが、「見守ること」も十分なサポートなんだと気づきました。

まとめ

母親にできることは、子どもの「今」に寄り添うこと。

受験期は、親にとっても不安が尽きないものです。子どもが思うように勉強しなかったり、進路について明確なビジョンを持っていなかったりすると、「このままで大丈夫なの?」と焦る気持ちが募ります。でも、親以上に、初めての受験を迎える子どもの不安は計り知れません。

今回の経験を通して私は気づきました。母親にできることは、子どもが「今、どんな気持ちでいるのか」を理解し、見守ること。 それが、受験という大きな壁を乗り越える力になるのではないかと思います。

子どもが「この学校なら通いたい」と感じる場所を見つけたことは、小さくても大きな前進でした。それは、偏差値や評判ではなく、「自分に合う環境」を探し、自分なりの基準を持ち始めた証拠だからです。

「お母さんは、あなたが選ぶ道を応援しているよ。」
この一言が、きっと子どもにとって一番の支えになるはずです。
同じようなお子さまを持つお母さんに、少しでもお役に立てると幸いです。

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